東京薬科の植物園
快晴だけど連日の寒さ…風の冷たさが身にしみる週末でした(^◇^;)
月一の診察を終えた足で、リハビリも兼ねて東京薬科大学の植物園に行ってきました。
今年秋に創立130年周年記念で史料館も新しくなったようで、
入試向けの相談ツアー用に開いていたので、思わず入って見ちゃいました。
薬研が大きくてガン見。かなり重そうな…
創立者は、現福井県の丸岡藩の御殿医だった藤田氏。34歳で創立し日本初の私立薬系大学だったとか。
今の東薬になるまでの歴史や、携わった人、道具や資料、東京都知事に学校設立の必要性や熱い志しを綴った手紙など展示されています。
早い時期から薬の専門学校が必要だと考えて、無から同志たちと実現した熱い思い…脱帽しました。
今は何でもある時代。そんな熱が足りないのかもしれません。
また、漢方をかじった方なら知っている著名人。平安時代に日本初の医学書「医心方」を編纂した丹波康頼。
その子孫である丹波敬三氏も校長を勤めたそうです。写真右側の方↓
しかも渡来人とな ∑(゚Д゚)
まぁ、およその日本人は大陸の血が混ざってるって言いますもんね。
因みに、俳優の丹波哲郎さんも子孫です。
肉体治療の三次元を飛び越え、霊界を表現されてましたね(^-^)
植物園入口には肉桂こと桂皮、シナモンの木↓が迎えてくれます。
身体を温める効果。
栗きんとんやたくあんの色付けの
クチナシ↓
生薬では山梔子。
肝、心、脾、肺、三焦の熱とりとして使用。 ご飯と一緒に炊いて黄飯にするのが好きです。
シマカンギク↓
全草が野菊。花頭は野菊花(ヤギクカ)
風邪や湿疹、目の充血、頭痛、高血圧など上半身の熱っぽいときに花を使用。
エビスグサは夷草と書くのね〜↓
鞘の中の種子が、あの決明子とははじめて見た!
ハブ茶としてもお馴染み。
煎じ薬で毎日お世話になっている
浜防風↓
植物園と言う名の山です。日陰でめっちゃ寒い(^◇^;) 足元注意!
パイナップルセージ↓
葉っぱがパイナップルに似た香りがしました。
温室内でビックリ遭遇↓
バナナの花??怖っ。
植物園は花も実りも終わり、見どころが少なかったけど、地味に楽しめました!
次回は薬膳料理を楽しめる学食に行ってみたいです。