achikoの日記

大自然セラピー。漢方&薬膳好きのぐーたら養生

紫蘇の植え直し

もうすぐ夏至。陽が極まり夏本番となりますね。

 

昨日の夕方。スコールのような夕立や雷⚡️に北関東では雹が降ったらしいですね。今ごろ夏なんだなぁと実感してます(^_^;)

 

さてさて、梅仕事されましたか??

 

私の梅仕事はこちらから↓
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田植え帰省した先月、昨年実を落とし自由に成長していた紫蘇を集め、植え直しました(*'▽'*)


紫蘇ジュースや乾燥させて茶に使いますが、これも漢方薬の生薬なのです。生薬では赤紫蘇を使い、蘇葉(そよう)といいます。

 

 

辛温解表薬という分類で、体の表面から侵入しそうな寒さからくる邪氣(風邪や寒け、花粉症対策とか)を温めて散らしたり、海産物の解毒にも使われます。

 


香り物なので、胸やけや胃もたれ、吐気、氣分のすぐれない時など、停滞した氣巡り役としても活躍します。

 

 

今年の春、今までにないほど無性に紫蘇の香りが心地よくて、お茶や料理によくつかいました。同じシソ科のミントにもハマって育てています。

 

穀物やお肉など胃もたれしそうな食材の消化を促してくれることを、今さら実感したのでした(๑˃̵ᴗ˂̵)

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( 紫蘇ジュースは飲み過ぎると火照るので、飲み過ぎ注意。)

 

 実家の長野では、梅干しではなく梅漬けを作ります。予め塩漬けした梅に、赤紫蘇が成長する時期に酢と一緒に投入するそうです。


シワシワの梅干しよりも、カリカリっとした酸っぱしょっぱい梅が故郷の味。

 


ジメジメ湿氣の多い"梅雨"は、元々"黴雨"(ばいう)といい

 

文字通り"黴"(かび)やばい菌が増えやすく食中毒などが流行る時期。

 

 

その言葉が日本に入ってきた頃、イメージが悪いので、梅の実が熟すことから梅雨と書かれたとか。

 

下痢や食あたりなどの胃腸ケアには、昔から梅が使われますが

 

そんな梅雨の湿氣対策に、梅の実が熟すのは自然界からの贈り物ですね🌸。

 


梅漬けに、殺菌効果のある酢を使うのも防腐剤としてもポイントなのでしょう(*'▽'*)

 

昔の人は自然界をよ〜く知っていますわ。そのお知恵を有難く拝借します。