小寒から節分まで間は一年で最も寒い時期。連日最低氣温が氷点下です(⌒-⌒; )
長野の実家は「冷蔵庫の方があったかいわ…」と母から電話がありました。雪国アルアル(笑)放置したバナナで釘が打てると思う。
寒の内の水
「この時期の水は腐りにくく、いつまでもやわらい〜」といわれます。
昔から酒蔵や味噌蔵では『寒仕込み』のシーズン。冬場は雑菌が少ないですしね。因みに紙漉きにも適しているそうです。
なので、今年はこだわって!我が家の味噌セラピーは寒仕込みにしました~♬
1材料
●大豆(北海道十勝産)
なまら十勝野
なまら十勝野|北海道めむろから本物のうまい!をお届けします。
堀井農場さんのトヨハルカ
●糀
町田市、井上糀店さん
玄米糀と米糀
●塩
赤穂の天塩
●水
『寒九の水』風?!
前日から準備
味噌作りは2日仕事。前日に豆を洗い、浸水させます。豆のコンディション次第で浸水時間は調整。
だいたい豆の3倍ほどの水に20時間は浸けます。時々豆を割って中央に芯があるかないかを見ます。
結局、今回24時間以上浸水(;^ω^)寒いし水が冷たいので時間がかかったみたい。
でも、じっくり、ゆっくりと吸収する様って心地いい。自然におまかせ~♫
寒九の水
寒の入りから9日目に汲んだ水は、『寒九の水』といい飲むと長寿になるとか。九は陽数で吉。日本では『苦』とか良くないイメージ大でしょうか?
今よりも自然界と密接に暮らしていた先人たちは、辛く厳しい極寒の『苦』を飲むことでそれを受容し勇氣や希望へと転化させたのかなぁと思いました。
困難や厳しい状況を乗り越えてこそ、訪れる春の有り難みを実感できる…。誰しもそんな下支えは原動力となりますよね。
逃げ出したくなるけど「苦」の打開策の糸口はすべてを受容する覚悟と勇氣だと思います。。。なかなかこれがムズイのですが"(-""-)" 苦悩の先にみえてくるもの。。。潔く開き直る~そんな意もあるのかなぁと思いました。
我が家もあやかってシルバー色に光るレバーをひねってみると…
冷たーい水道水…ってヤツが出てきました( ̄∀ ̄)o⚪︎⚪︎ アタリマエ…
土地柄、めっさヒャッコイ。
豆を煮る
メレンゲじゃないよ〜。
あーーーく!!
今回も圧力鍋で時間短縮。
強圧をかけ15分。放置して15分を繰り返します。味無しだけど美味しくてつまみ食いがとまらん ! ←マタカッ…!! 一部カレーになりました。(o^^o)
塩きり
この作業好きやねん!糀でお手手がスベスべ〜(//∇//)
米糀↓
玄米糀↓
豆潰しと合体
煮上がった大豆を潰します。今回は漬物用ビニール袋に入れワインボトルでローリング。旦那さん担当。
潰し豆と塩きり糀、豆煮汁を合体させます。豆が熱いままだと、お手手も糀菌も火傷しちゃうので注意!!
団子状にします。
容器に入れる
焼酎でアルコール消毒した容器に入れます。ホーロー容器と100キンで購入したタッパに投げ入れます。
コントロールの悪い私は
out of bounds…T^T。掃除場が増えるの巻。。。
しっかり空氣を抜いて、表面にカビ予防の振塩とアルコール消毒して密閉。重石を乗せ仕込は終了。
初の試み!カビ予防の山葵のせ↓
表面はラップで密閉していますが、和紙や手縫いや木板で蓋をする方も。
やっぱり憧れは木樽に寒仕込みの和紙で密閉させることかな。味わい深いですよね(*´꒳`*) いつかやりたい❣️
久々に氣軽なジプロック袋仕込みもやってみました。本棚に置いたり家族団欒するリビングで育むのも美味しくなるそうです。
初午仕込み
旧暦2月となる初午の日
食を司る宇迦御霊神(ウカノミタマノカミ)(京都伏見稲荷大社の祭神)だといわれているそうです。
その神様のお使いが狐のお稲荷様(*´꒳`*)
簡単にいうとお稲荷様の誕生日♫。その日に仕込む味噌も美味しくできるそうです。
味噌の材料である大豆もお米も神々のおはたらきがあってこそ。感謝感謝ですね。
京都伏見稲荷大社↓ (昨年の春)
イナリヤマ↓
節分後は、全国の稲荷社総本山である京都伏見稲荷大社や、豊川稲荷などで、いなり寿司を奉納したりと盛大なお祭りが行われるそうです。
旧暦2月はちょうど3月の農作業が始まる頃。我が家の神棚や実家の祠にお供えして一緒にいただこうっと。
(イナリヤマ参道の茶店にて。いなり寿司セット。激うま!!また行きたいなぁ。)
午の日
本来は旧暦二月の最初の午の日であるが、現在では新暦2月の最初の午の日とされているようです。
そのため、元々は春先の行事だったのが、冬の一番寒い時期の行事となってしまった。 また今では2月最初の午の日とされるが、古来は、立春以降の最初の午の日に行われていた。)
詳しくは→初午