初食スッポン!抗酸化の薬膳
薬膳アカデミアのセミナーに参加しました。
『抗酸化と薬膳』とそそられるテーマだったのと、会場が母校(織田学園)だったので興味本位に申込んでしまいました(^_^;)
後で知ったのですが、どうも主催関連の方々向けのイベントだったようで…
もしや場違い??と申込んだ後にちと心配に(*_*)
薬膳を学んでいると同じ基礎理論でも、本場中国色が強い学校と、日本人向けに優しく学べる学校とか
其々特色があり、単語や表現、使う食材も多少違いがあるようです。
私は漢方薬局主催のスクールに通い
中国人の先生から習ったけど、どちらかというと後者。
アカデミアさんは中国色が強そうなので、ついていけるのか?
勢いで申込んでしまったことにちと後悔ぎみ(^_^;)
数日前に和田先生から、ご丁寧に連絡をいただきリハビリ中で実習は可能か?など不安材料を脱ぐってくださいました。
私はファッション科のOB。
寮には栄養の生徒も居たけど、校舎が隣接した栄養科は未知の領域です。
夏フェスで二十数年振りに訪れたものの、午前中から講義だなんて…学生時代を思い出します。この机と椅子がナイス!
9時半から講義。隣の調理室で下ごしらえをされていたエプロン姿の和田先生。
栄養士や医療従事者の方々が多いようで専門的(^^;)
カタラーゼやらSOD?ATPとかミトコンドリアやら単語が飛び交い…頭がバグりぎみ(*_*)
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そもそも…
『活性酸素と酸化』とは?
人体が酸素を取り入れエネルギーをつくる中、一部の酸素は酸化力の強い"活性酸素"に変化。
活性酸素は本来、強い攻撃力で体内に浸入したウィルスや細菌などから体を守る。
しかし増え過ぎると健康な細胞までも攻撃し、血管や細胞を傷つけ体の内側を酸化させ動脈硬化や生活習慣病を招く…
体は活性酸素を抑える抗酸化酵素を持っているが、加齢によりその量は少なくなる。
薬膳や漢方に使われる補益作用をもつ素材は活性酸素の除去や必要な酵素を増加させる威力を持っている!
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その対策としては、
1に補氣!
補氣が一番の近道だと仰ってました。
補氣はミトコンドリアの活性に相当し、細胞内のミトコンドリア数の減少と質の低下により作られるエネルギーが不足→氣虚につながるとか。
なんとも、チンプンカンプンなのですが抗酸化は瘀血対策だと考えると、氣虚は氣血水を巡らす原動力が低下。基本的なことに繋がりますね。
対策の第2は、涼血と活血が不可欠。
血液の浄化は生活習慣病には大切ですが、よく効果的な食材だと言われる"玉ねぎ"。
薬膳では似類補類の考え方がありますが、玉ねぎとミトコンドリアの断面図が似ているそうです!
顕微鏡もない二千年も前から先人は知っていたことに驚き、なんとも眼から鱗でした!
★午後から実習。
大阪と鳥取から来られた方々と同班に。
一斉に調理が始まり、慣れないキッチンスタジアムはバタバタ。
各班に一人ずつ学生さん(後輩)がサポートで付いてくれたのと皆様のお陰で実習の4品は完成!
今回、貴重だったのがスッポンのデモ。スッポン自体見たことない!
全工程は残念ながら見れませんでしたが、後半のグロいとこ少なめをガン見(^_^;)
陰陽のバランスをとるには雄雌のつがいが効果的だというけど…。やっぱりこのコたちカップル( ? _ ? )
お手て繋いでるし…Σ('◉⌓◉’)
お〜ロミオさま〜
(↑写真、薬膳アカデミアさんからお借りしました)
甲羅?を ハサミでカット?
どこの部位か分かりません(^^;)
私、スッポン初食なんです。
肝腎陰虚にはたまらない食材で、
カゼっぴきには潤肺もたまらんし!
ココイチ!補陰スープです。
スッポンと山芋のスープ↓
トマトの中に燕麦を詰めた車海老蒸
鮭と紅花酢の和え物↓
丹参と黄耆粥↓
鶏ハムと枸杞子ソース↓
茹で枸杞の実で作ったオレンジ色のソースが絶品でした。当帰の葉っぱは強めのセロリ味。
右:紅麹、ウコン、蓬の三色餃子↓
ヘーゼルナッツと豆乳ムース↓
胡麻と山査子グミ↓ゼリー状なのでぺろっと食べれます。
食べている間にポカポカしてくるのは、食薬のお陰ですね〜。
同席だった出版社の方々も同じこと仰ってました╰(*´︶`*)╯
盛りだくさんの内容はお腹いっぱい。
ゆっくり資料を見直しで、役立てることにします。
薬膳を深く学ぶには本場色も必要ですね。
和田先生のお人柄とアットホームな雰囲氣。参加して良かったです!
ありがとうございました。
帰りがけ後輩と戯れていたら
ちゃっかり↓渡されたのでした(笑)