薬食同源〜故郷ぶらり旅④
薬食同源。薬膳と本草学は切っても切れないもので薬膳を学びはじめてから薬用植物園に行くことも増えました(^^)
八ヶ岳シミック薬用植物園
五月末、母校で植え付けたという当帰を観に訪れたのが山梨県小淵沢。
一足先に東京に戻る夫に送ってもらい園のある森で下車。
ここは見ず知らずの森。なんだかこのシチュエーションって
山で捨てられた感じ???(゚ω゚)
口減らしの為、山に老人を捨てた…という姥捨山伝説をふと思い出しました(笑)
ということで、進んでお勉強します!
平日だったのもあってか貸切り状態。八ヶ岳の麓の素敵な環境です。
場所を確認しましょう
因みに訪れた小淵沢はこちら↓一応位置関係をチェック。購読してるカメラ好きの方のブログを見習ってみました(^^)
日本地図の青のところが山梨県。赤印が長野県↓
山梨県ってこんな形なんだね。
長野と山梨との県境にある植物園です。
生薬たち
ちょうど見ごろだとスタッフの方から教えてもらったのが薬用白芍薬。他の畑にも芍薬が植えられていましたが、こちらは別の場所にあります。葉っぱを撮り比べてみたけどイマイチ分からん。
漢方薬では白芍薬が良いといわれ赤花と白花は薬効が別のようです。
大黄
強烈な薬効のイメージとは全く違う可愛い花を付けた大黄の花。氣に入ったので待ち受け画面にしちゃた(^ν^)
大黄は体内の滞ったものを排出する瀉下剤として便秘薬などに配合。
同じタデ科のルバーブは有名ですね。長野県富士見町では町おこし事業でルバーブ栽培をしているので、実家近辺のでよく売っています。
同じタデ科ということは…ルバーブを食べ過ぎると、お通じ緩くなちゃうってことですね。そもそも長野県に布教活動で住みついた宣教師が持ち込んだものといわれ、彼らの食生活に必要な食物繊維だったようです。 異国の地で便秘で悩んだとか。
見た目は蕗ですが酸っぱいです。カットして砂糖かけておくだけで汁氣が出てきます。年に一度くらいジャム作りに専念します。
以前つくったルバーブプティング↓
当帰
お目当ての当帰↓花の広がる様子がみれて面白い。
高麗人参↓
長野県佐久市辺りで昔から栽培されています。子供の頃社会科見学で観に行ったような…
ハマナス
一面に広がる甘い香りはハマナス。蕾は玫瑰花(マイカイカ)でお馴染みでハーブティとして、イライラしたり欝っぽくなったり、生理痛や更年期など氣分が冴えない時などに氣血を巡らせてくれます。お茶として使います。
ざっと4時間半ほど過ごし、小淵沢駅まで歩こうとおもったけど…スタッフの方に止められたのでタクシー移動。三足歩行の私みたら、そういうよね〜(⌒-⌒; )管理棟で親切に対応してくださいました。感謝!
帰路!小淵沢駅
調べたのに時刻を見間違い、まさかの一時間待ち(;_;)田舎あるあるですわ。懐かしい感覚を思い出しました(笑)
小淵沢駅周辺はカフェなどないようなので仕方なく待合室へ。改装したばかり?なのかとても綺麗な駅に八ヶ岳が見えるコミニュティルームや待合室があって、私のご機嫌が復活( ´∀` )
エエ香りに誘われて立ち蕎麦屋へ。閉店まじかだったので蕎麦屋のおばちゃんが稲荷寿司をサービスしてくださって、私のご機嫌はさらに上昇(笑)
ローカル電車の旅って待つ時間も醍醐味。東京は頻繁に運行していて便利さが当たり前になっていますが、実はこんな時間って贅沢なのかもしれませんね。
特に急ぐ旅でもない~ひとりぶらり旅なのだから。また来よう~。感謝。